広島針広島県針工業協同組合
製造/出展 | 広島県針工業協同組合 |
---|---|
所在地 | 広島市中区広瀬北町3-11 和光広瀬ビル303 |
TEL | (082)233-0470 |
業務内容 | 広島針の研究開発、品質の向上、合理化を目指すと同時に、針生産に伴う固有の特殊技術の他分野での活用 |
日本一の針の産地ひろしま
広島針の製造の歴史は、300年以上前、藩主浅野家が下級武士の手内職として普及させたことに始まります。以来、品質の向上や製造の効率化などを図り地場産業として知られるようになりました。
広島湾に注ぐ太田川の上流50kmにある「加計」という地域は、江戸時代には中国山地の大砂鉄地帯に位置する「出雲」と並ぶ芸北地域の「たたら製鉄の中心地」でした。そして、太田川の水運を使って必要な物資を諸国から集めるとともに「たたら製鉄」により製造された鉄を広島に送る集積地として繁栄を極めてきました。広島針はこのように加計の砂鉄を原料に「たたら製鉄法」によってできた鉄を太田川の水運を利用して、現在の広島市に運び、そこで針として加工することで発展してきました。
この鉄を独占した広島藩では、「縫針」生産の地場産業がおこり、現在でも、広島は手縫針・待針の全国生産量の9割以上を占める我が国最大の針の産地となっています。
手縫針
待針
展示品上段:「広島針」製品
広島県針工業協同組合では、「広島針」の伝統技術を活かした「針」製品の開発を応援しています。展示品は同組合に所属している企業の新製品を一例として展示しています。
◯糸通りのなめらかな針穴
◯折れにくく適度にしなるボディ
◯スムーズな布通りの針先