福山琴[経済産業大臣指定伝統的工芸品]福山邦楽器製造業協同組合
製造/出展 | 福山邦楽器製造業協同組合 |
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所在地 | 広島県福山市三吉町3丁目2-8 小川楽器製造(株)内 |
TEL | (084)924-1150 |
設立 | 昭和57年6月 |
資本金 | 133万円 |
従業員数 | 10名 |
業務内容 | 和楽器製造・加工業 |
1985年、「福山琴」は楽器として初めて【経済産業大臣指定伝統的工芸品】に認定されました。1619年に、水野勝成が福山城を築いた頃から生産が始まったと言われており、現在では全国琴生産量の約7割を占めるに至っています。
「福山琴」は、最高級の桐乾燥材を使用し、精巧な細工が施される等、熟練した琴師の手作業の良さが随所に溢れるのが特徴です。【優れた音色・甲の木目の美しさ・装飾の華麗さ】は、「福山琴」が高級琴の代表として知られる所以です。
福山琴
琴師による「焼き作業」
「宇宙琴(複製)」
製造者:小川楽器製造株式会社
住 所:〒720-0031 福山市三吉町3丁目2-8
TEL:(084)924-1150
2009年、宇宙航空研究開発機構からの依頼で、スペースシャトル「ディスカバリー」に持ち込めるように制作したミニ琴「宇宙琴(複製)」です。
機内に持ち込める携帯品には、重量などの規制があるため、一般的な琴の長さである1800mmに対して、「宇宙琴」の長さは350mmと、通常の1/5サイズです。琴と同じ桐製ですが、無重力状態の宇宙で弾きやすいよう切れにくいテトロンの弦を使用し、琴柱の散らばりを防ぐため糸で固定しました。
2010年に「ディスカバリー」に搭乗した宇宙飛行士の山崎さんは、「(地上と)どのくらい音が変わるか、個人的な楽しみの一つ。」と話し、実際に宇宙でも「福山琴」の音を響かせました。